質問
我が家の愛犬は今年８歳になる男の子です。昨年夏に突然６個の乳房が腫れ、かかりつけの動物病院へ行きました。
そうしたら、「乳がんです。切除しましょう」と言われました。
びっくりして「検査をしてから手術をお願いたいのですが」と言うと、
「乳がんだと言っているのに、なぜ検査の必要があるんだ！」と怒られました。
納得いかず、色々な方に教えて貰い、現在通っている病院を見つけました。
現在の病院は
「切除は最終手段です。まずは原因を突き止めるために検査をします。」
と言ってくれ、２ヶ月くらいかけて検査をしました。
その結果、以前の病院で貰って飲んでいたかゆみ止めの副作用も１つの原因だとわかりました。結局乳がんでなく、腫れが引いて自然に治りました。
そんな事があって、人間は自分の意思で病院を選べる事ができますが、ペットは飼い主のされるがままだということに気がつきました。
飼い主は愛犬の命を預かっているという事を再認識しました。
愛犬の健康管理もすべて飼い主の責任です。
一生健康で生活できるように、飼い主がもっとペットの健康について意識を高めていく事が大切だと思います。
（Ｓ．Ｍ さん）
アドバイス
S.M.さんのお便りを拝見して。
動物病院で手術をしましょうといわれたら、
手術を受ける前に必ず別の病院で診察してもらうことを、お勧めします。
人間も場合も、同じですが。
獣医の見立て違いということもありますが、手術して儲けようと目論む、悪質な獣医がいることも確かです。
私はネコを飼ってますが、目やにが出るので、かかりつけの獣医さんに相談したことがあります。
獣医さんの診断は、目の中に毛が入るのが原因だから、まぶたを切って引っ張る手術をしましょう、とのことでした。
でも、ネコの目をよく観察しても、目の中に毛は入っていません。
別の病院へ行ったところ、コクシジウムという寄生虫が原因だとわかりました。
飲み薬で寄生虫を駆除したら、間もなく目やにも治まりました。
後日、その動物病院に関する情報を収集したところ、札付きの獣医だということがわかりました。
獣医の言葉にはつい従ってしまいがちですが、納得のいかないまま、かけがえのないペットを手術させては、後々、悔いを残すことにもなりかねません。
とりわけ飼い主への説明義務（インフォームド・コンセント）を果たすことを軽んじる獣医は、信用するべきではないと思います。
（Ｔ．Ｋ さん）
