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1>>>>>101112131415>> 「ペット業界から熱く語れ」
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 第十一回  「ここまで書くか?! 巻き返し編」
 

この間、シッティングの仕事の合間に時間ができたので、
やらなきゃいけない仕事がテンコモリ溜まっているにも関わらず(汗)、
たまたま近くに行ったということもあり、
ふらりと水族館に「アシカ&イルカショー」を見に行ってきました。 (*^_^*)

といっても、お魚ちゃん達に興味があるというわけではないんですけどね。ハハ。
水族館に足を運ぶなんて、実に うーん、3、4年ぶりだったでしょうか。
前に行った時はまだお勤めをしていた頃です。
仕事のことで、精神的にも肉体的にも疲労困憊しており、ふと、
無性にイルカを見たい!と思い立って車を走らせました。

それ以来、久しぶりにイルカくんたちのショーを見たんですけれども、
イルカくんたちの頑張る様子を見ながら

「そういえば、前に来た時、なんだかヤケに仕事のことで落ち込んでいて、楽しいはずのイルカショーを見ながら 私は恥ずかしげもなく、涙ぐんでしまったなぁー。」
なーんてことを思い出しました。 

で、何について悩み落ち込んでいたのかを思い出そうとしてはみたものの、 さっぱり思い出せず、
「まっ、悩みなんてそんなものよね!大概のことは時間が解決するもんね。」 と思うと同時に、別に悩んではいないけど、状況的には以前より今現在の私の方が 遥かに経済的にも仕事量的にも、ともすれば精神的にもしんどいはずなのに、
結構へっちゃらでいられるってことは、あれあれ?私も随分と図太くなって、
頼もしいおばちゃん予備軍への仲間入りを果たそうとしているのかしらねー。 
などと思ったりもしました。(苦笑)

図太くなっているには違いないとは思いますが、それより何より、
落ち込んでいる余裕がない!というのが実情のような気もしますが。。。(笑)

イルカくん、実を言うと今回も少しだけ見ていて涙ぐみました。
でも私の気持ちの中には何の悩み事もありません。ホントです。
それなのに何故に涙腺が緩むのか、、、、。 

そもそも深い意味なんてなくって、これは単なる条件反射なのかもしれません。
それか、頑張ってるイルカくんたちへのシンパシーなのかなぁ、よく分かりません。 (^^;

さてさて、前置きが長くなりましたが、
今回は谷底に落下し、凹みに凹んだ私の巻き返し編です。

落ち込んだ原因は “営業力の欠如” “ホントは営業が苦手なのだ” ということを
残念ながら、痛烈に自覚せざるを得なかったということでした。

では、後編を始めましょう。

私がまずやったことは、気持ちの建て直しです。
いつまでも落ち込んでいたって、何かが変わるわけではありません。 
自分でなんとかしなければならないのです。

そこでまずは、自分を信じることにしました。
そして、ペットシッターの存在意義についても再確認しました。

私自身がそうであるように、ペットにとって過ごしやすい環境を
真剣に考えている人は必ずいるはずです。

私はこの仕事の必要性を確信していましたし、ビジネスとして
成功させたいという意欲も十分持っていました。
それに何といっても、私はもはや人の会社のために働いているのではなく、
自分のために働いているのです。私しかいないのです。 
当たり前のことをここで改めて思い返し、確認しました。

『営業』  何故にこうも意識してしまうのか。
人に頭を下げるということが嫌なのか、それとも、断られるのが怖いのか、 単に照れ屋だから? どれも当てはまるようで、違うような気もします。

分析したってしょうがありませんね。

シッター業をスタートさせた以上、営業しなければならないことくらい分かり切っていたこと。そのために、福岡市内とその近郊の動物病院や、ペットショップ、トリミングハウス、不動産屋さん、旅行代理店、タウン誌などのリストを作ったのです。 あとは動くだけという状態は既に準備して整えています。

第一、営業をしなくても良い仕事なんてこの世にあるのでしょうか?
今時、学校や病院など比較的公共性の高い仕事でも学生や患者さんを集めるためにあれこれと頭を使っている時代です。

営業を避けての仕事の発展なんて、まずあり得ない! とまぁ、こんなことを改めて自分に言い聞かせました。

そこで、営業をするんだ!ということを前提に、私は自分を追い込む方法をいくつか考えました。やりたくないのなら、やらざるを得ない状況を作ってしまおうと思ったのです。この時の私に必要だったのは『プレッシャー』です。

やったこと、その(1)

私は、動物関係の情報収集と、動物達を取り巻く現状の把握、そして人脈作りを目的として、開業後、動物のボランティア団体に参加していました。その団体で、たまたま私が落ち込んでいた時期に、あるイベントを実施するに当って宣伝用のチラシを配布しなければならないということを聞かされて、「これだ!」と思い、チラシの配布を積極的に引き受けました。チラシの配布先は動物病院やペットショップ。私の営業先と完全に一致します。大変よこしまな動機ではありましたが、この仕事を引き受けることでこれをプレッシャーにしようと思い立ち、実行しました。 

イベント宣伝用のチラシを置かせて頂くことをお願いさせてもらった後に、自店のパンフレットも置いてもらえないかと頼んで回ったのです。こんなことやっていいのかどうか分かりませんが、その時の私は手段なんて選んでられない!と思ったのです。

これと並行してやったこと、その(2)

今回の凹み事件(?)を機に、私は自分のもろさと事業主としての認識の甘さをしっかりと受け止めました。そりゃぁ、あんまり、自分の弱い部分なんてまじまじと見つめたくはありませんよ。いつも威勢よく元気モリモリでいたいじゃないですか!!
明るさは人を魅了するっていいますしね。

でも、開業するまで自分を励ます意味もあって
「大丈夫!大丈夫!やれば出来るから、前進!前進!」
と言い聞かせていたせいか、しばらくの間、深いところで自分と向き合ってはいませんでした。

そんなこんなで、実寸大の自分と、こうありたい、こうあるべきという理想の自分との間にかなりのギャップができてしまっていたんですね。
で、まず自分は如何ばかりの人間か??ということを見つめてみました。
そして、残念ではありましたが、自分だけではダメだということを認めてみることにしました。

私が出した答えは、「自分に足りないものは、人の力を借りよう!」ということでした。

「人の力」にもいろいろありますが、この時私が求めていたものは「プレッシャー」。
そして、事業主としての自覚。 強ーーーい心です。
思い返すに、私は会社員の頃、モリモリ働いていました。
それはよくよく考えてみると、
「自分がこの仕事をやらなければ、人に迷惑をかける」という思いと、
「正当に評価されたい」という気持ちがあったからです。

ところが、自分で仕事を起すとなると、プレッシャーを感じるも感じないも
自分次第であって、仕事をやらなくったって怒られもしなければ、人様に迷惑もかけません。
まったくの自由の身。いくらでも寝てられるし、いくらでも遊んでいられます。楽チンなんです。

でもね、、、。 ここから先は書くまでもないかと思います。

ふーーーむ、ここまで書いちゃっていいのかなぁ。。。 まっ、いいか!減るものじゃないし!

実は私、中小企業診断士の先生からコンサルティングを受けています。
といっても、そんなに大掛かりなものではありません。
なにせ、私の仕事の規模が規模ですからね。

以前から購読していたメルマガで、私の事業規模に近いテーマを取り上げて、分かりやすく書かれている結構、お気に入りのメルマガがあったのですが、内容が非常に明快で、自分の仕事と照らし合わせて考えることができ、わりと辛口だった点も気に入っていました。 それにメルマガのタイトルがなんともいいんです。敷居が低い!(笑) “コンサルタント”というとなんとなく、イメージでは自分には無関係な人達 と思ってしまいがちですが、この先生は違っていました。 もちろん良い意味で です。

ちなみに、皆さんもご自分が興味をもっていらっしゃる分野のメルマガをいくつか購読されていらっしゃるかと思いますが、私も数にして、、、えーっと、ちょっと思い出せないくらいのメルマガを読んでいます。ジャンルは当然といえば、当然の動物・ペット関係、そしてあまり自分の実力とかけ離れていないライトなビジネス系、それから、ちょっと恥ずかしくてあんまり大きな声では言えないのですが、格言集なども取ってます。(汗)

読んだ3分後には忘れてしまうんですけど、なーんか、自分を確認できて元気が出るんですよねー、これ。

で、毎日何かしら送信されてくるメルマガを読みつつ考えるのですが、このメルマガたち、見込み客や顧客を獲得するための一つの手段とはいえ、よくもまぁ、こんな情報を惜しげもなく無料で配信してるよなぁー。世の中便利になったもんだと思ってしまいます。そう思いませんか?

話を戻しますが、上記のような事情から、このメルマガを発行していらっしゃる先生に思い切って何もかもさらけ出して相談してみたのです。 結果、この先生から返ってきた返信メールを読んでみて相性や考え方の面からもお願いしていいかも。と思えましたのでコンサルティング契約を結ぶことにしました。

私の契約動機は、私を監視する“目の上のたんこぶ”、或いは“漬物石”が欲しいというものでした。コンサルティングについては賛否両論あるかと思います。実際、友人などに話しても、ピンときてないようです。

私のような小さな事業規模なのに、コンサルが必要なの?ふーん。てな感じ。

まっ、それはそれです。 必要を感じているのは私であって、友人ではありません。で、お金を支払って買った この “目の上のたんこぶ兼つけもの石” ですが、大正解でした。(^^)v

(××先生、こんな表現してごめんなさい、あくまでも物の例えですから。<冷汗>)

コンサル開始直後はどうやって先生と関わったら良いのか分からずに、ユーザーの立場からいうと利用しきれていない部分もあったのですが、その辺りのこともちゃんと誘導?もとい。指導してもらえます。
つけもの石としての効果も絶大です。 
別に動かなかったからって怒られる訳ではないのですが、私には合っているようです。 

お目付け役が必要だなんて甘いねー。とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
でも事業主としての心構えなどというものは、よほど強靭な意志をもっていない限り、時には揺れて傾くこともあるのではなかろうか。というのが私の率直な意見です。 

いい訳にはしませんが、私は商売っ気のカケラもない平凡なサラリーマン家庭で育ちました。会社員の頃は経営者に近いところで仕事をさせてもらっていましたが、やはりどんなに想像力を逞しくしてみても、どこかしら他人事の部分があることは否めません。 

そんな私に出来ることといえば、事業主としてあるべき心構えを少しずつ身に付けていく努力をすることです。それには、繰り返し繰り返し学ぶことと、体験以外にありません。

ということで、苦としていた営業も、プレッシャーをいくつか課すことで、重たいお尻がやっと上がりました。とはいっても、人格が変わるわけではありませんから、違和感というか緊張感やストレスはあります。それでも、私にとってこのコンサルティング契約は効果的に作用しているようです。もちろん、営業力を身に付けるためだけにコンサルティングを受けている訳ではありません。

ペットシッター業を柱として、私が選んだこの仕事を発展させていくというところから、関わりを持たせて頂いています。 先生からは次から次へとパニックに陥ってしまうくらい課題も出されます。(大汗)だからといって、コンサルティングを受けるに当って、100%身を委ねているわけではありません。それだと自分で仕事をするという楽しみも半減しますしね。 ちゃんと、自分の頭でも考えますよ。(=^0^=)v

思考の訓練とでもいうのでしょうか? 事実、繰り返し先生とお話やメールでのやりとりをさせて頂いているうちに、まだ確信とまでは至らないにせよ、事業主としての自覚は育まれてきているように思います。

少なくとも数ヶ月前の、私とは違うということは言い切れます!!!

動物のことに関する勉強や実務の経験は積んでいても、経営となると分野が異なります。でも、開業した以上、動物のことだけを考えていればいいというものでもありません。仕事を軌道に乗せなければ、私が目指す次なるステップへと進むことができないのです。
全ては自分のため。ここに止まっている訳にはいかないのです。
野望を抱いてしまった以上。。。フフフ。

ぶちまけてしまうと、見守ってもらえている安心感というものも確かにありますけどね。 (*^_^*)

思えば夏の終わりの凹み事件の原因は「営業力のなさへの落胆」だけではなかったような気がします。“営業力”は単にきっかけであって、もっと大きくとらえると自分をコントロールする力が私には欠けていたんだと思います。 今までとは違う意味での新たな課題とこれからも向き合っていくことになりそうです。(v^ー°)

で、今の私はといいますと、足で稼ぐ営業の成果がほんの僅かですが(ホントに僅かですよ)見えてきつつあって精神的にはいたって健康です。 はじめて迎える年末年始に向けて、ありがたいことに予約も入ってくるようになりました。 この夏の苦悩を思えば本当にありがたいことです。

でも、まだまだ頑張っちゃいます。とにかく実現させたい夢があるんで。(*^^)v

迷った時に自分はどうするのか、どうありたいと思っているのか。
落ち込んだ時に自分の本当の姿って見えるものですよね。 
例え、今の自分が満足のいくレベルではないと思わざるを得なかったとしても、
どっちの方向を目指すのか、、、。 
私は、試練を必然と思える人間でありたいと思っています。

そうそう、コンサルティングの先生はこんな課題も出してくれます。
私は鹿児島出身ということもあり、けっこうお酒はいけるクチなのですが、
「1日の課題をクリアできなかったら、その日は大好きなお酒を絶ちなさい!!」と。。。。

この場を借りて失礼します。
“先生!こればっかりは無理です。
 お願いですのでこれだけは勘弁して下さーい。” (^^ゞ カキカキ

とこうことで、また今度。 (^0^)」

12月2日、3▲回目の誕生日を迎えます。 

何が起きようと、味わい深い1年にしたいと思います。

 

 

 

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