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 第十七回  「春、到来!」
 

前回のエッセイから大変な日数が経ってしまいました。(汗)

皆さん、お元気でお過ごしですか? いよいよ春本番ですね〜。(^^♪

シッティングでワンちゃんとお散歩に出かける際、ついこの前までは冬色をしていた、道路脇の雑草たちや、ふと見上げた木々たちが、鮮やかな緑色や花々で色づきはじめているさまに、いつの間にか「え?もうすっかり春なの?」と、その変化の速さに驚きを覚えてしまいました。やっと本格的な「春」到来です。 今年はお花見できるかなぁ〜。(*^_^*)

さてさて、この1ヶ月、自分が一体何をやっていたのか、思い出せないほどに慌しく時間が過ぎ、気がつくともう4月になろうとしているではありませんか!!まったくなんてこったい!という心境です。

最近、私が、「あまり良くないことなんじゃないか?」と自覚していることがあります。

それは、気がつけば「忙しい、忙しい。。。」と自分にも人にも言ってしまっていることです。(焦)

実際、シッターのお仕事も年末年始を境に軌道に乗り始め、また経済的事情から
まだまだシッター業一本に専念するわけにもいかず、副業としてやっているアルバイトも
結構なボリュームの仕事量があり、加えて良かれと思ってはじめたボランティア活動が、
どういうわけか予想外に活動量が増えてしまい、更に更に、「試しにやっちゃえ!」と
勢いでペットスクールの学生さんの実習を受入れて、よせばいいのに、セミナーや
交流会にまで首を突っ込んでいるので、予想はしていたものの、身も心もテンテコマイ
状態になってしまいました。 この状態、しばらく続いています。

で、振り返るに、これじゃ余裕がなさ過ぎるのも仕方がないやん!と反省すると同時に
あまりに慌しくしていると、幸運(?!)が付け入る隙がなくなるんじゃない?という不安に
苛まれています。。。 なんだか地に足がついていない気がするんです。

もちろん、これでよし!と自分で納得していれば問題ないわけなんですが、なんとなーく、
「これじゃー、まずいんじゃないかなぁー。」と私の何かが訴えている。

理由は不明。 勘というヤツです。(苦笑)

ということで、4月からは“脱テンテコマイ”を肝に銘じて、意識的に余裕を持つことを
心がけてみようと思います。どんな結果が待っているか。
それより何より、本当に余裕を持って仕事ができるのか。
自分のことではありますが、ちょっと興味があります。(^^ゞ カキカキ

さて、いつも通り(?)前置きが長くなってしまってすみません。(^^;

今回のテーマですが、うららかな春という季節にはちょっと不似合いなことについて
書いてみようと思います。 それは、愛するペットの死についでです。

重たいテーマでごめんなさい。
でも、この2月から3月にかけて、お客さまのペットちゃんたちが相次いで亡くなったり、病気にかかるという出来事があったので、どうしても私の心に残ってしまっているのです。

亡くなったお客さまのペットちゃんは2組でした。 
1匹は約16年という寿命をまっとうした猫ちゃんで、もう1匹は
2才にも満たずに病気でこの世を去ってしまったうさぎちゃんです。

猫ちゃんの方は、亡くなってしばらくたってから飼い主さまから、連絡をもらいました。
「実は、あの子は天国に行ったんですよ」とメールで知らせて頂いたのです。
お客さまの猫ちゃんとはいえ、泣けました。。。。 

ブラッシングをした時、細い体がとても痛々しくて。。。でも気持ちよさそうにゴロゴロと
ノドをならして喜んでくれていたあの感触が思い出され、どうにも泣けてしまいました。
飼い主さまは、数日前から予兆を感じていらしたらしく、覚悟はされていたそうです。

でも、この猫ちゃんは、野良だったところを飼い主さまに拾われたからこそ、
16年という年月を生きることが出来たのは紛れもない事実。 
野良猫の寿命は平均4〜5年と言われています。

おばあちゃん猫になるまで、よく生きてくれたと思います。
今頃は天国で気持ちよくうたた寝でもして くつろいでいることでしょう。

ペットちゃんの訃報は悲しくも続きます。。。

うさぎちゃんの方には、私も看病に関わらせていただいたため、
かなりショックを受けてしまいました。 これまたボロ泣きです。

ある病気のために大きな手術を受けたのですが、術後の経過が思わしくなく、
看病の甲斐もなく、残念ながら亡くなってしまったのです。
飼い主さまも、そして私も投薬や給餌、考え付く限りの手を尽くしたにも関わらずです。。。

亡くなった日の夜、飼い主さまからご連絡を頂きました。。。。
なんとあっけない一生だったことか。。。 
飼い主さまの悲しみもそうとう深かったことと思います。

動物たちの死をまのあたりにすると、胸が詰まります。言葉も出てきません。
私なりに出来る範囲のことはさせていただいたのですが、「そんなことはない!」と
自分で分かっていても、どうしても「私の看病の仕方が悪かったんじゃないか?」とか、
「治って欲しいと強く思っているが故に、感じる必要のないストレスを与えて
しまったんじゃなか?」とか、
考えてもどうにもならない思いだけが私の頭の中を行き交います。

先輩シッターさんはこういう場合、どうやって自分の気持ちを整理しているんだろう。。。
そんなことまで考えました。

この2組のペットちゃん達の死にふれて、特に何かを訴えたいというわけではありません。
結論づけるものでもありませんしね。 
ただ、私がペットシッターを始めてから、飼い主さまのペットの死に遭遇するのは
初めての事でしたので、いつまでも心の中に残っています。

あえて書くなら、ちょっと話が大きくなってしまうかもしれませんが、私が思うに、
人の一生も然ることながら、人と暮らしているペットたちの一生も逆算的に捉えてみたら
ひょっとしたら、その生はより充実した、密度の濃いものになるのではないかということです。

まぁ、あくまでも人間側の物の見方になりますけどね。。。

例えば人の場合、やや抽象的ですが、私は味わい深い(?!)おばあちゃんになることを目標としています。人生を味わい深いものにするための「今」ということを時々考えながら日々を過ごしています。だから、いろんなことにチャレンジして自分の器を大きくしたいと思っている。なぜかというと、「今」をしっかり生きないと、味わい深いおばあちゃんにはなれないと思っているからです。

同様に、ペットと過ごす時も、悲しいこととはいえ、 「いつかはこの子たちもいなくなる日が
やってくる」 と心のどこかで覚悟をしながら、ペットたちと過ごすと、 何気ない日々の
何気ない遊びやスキンシップや抱っこや、お散歩や、ごはんをあげたり、しつけをしたり、
戯れたりする時間がとてつもなく大事なものに感じられてくるのではないかということです。

いつもいつも、こんなことを意識する必要はもちろんありません。
でもそんなふうに考えると、「今」、もっともっと可愛がってあげようと
素直に思えてくるような気がしてならないのです。

まっ、こんなこと思わなくても、傍にいてくれるだけで愛しい存在には変わりありませんけどね。

可愛がっていたペットがいなくなるその日、どんなに可愛がっていても
やはり後悔の気持ちというのは沸いてくるでしょう。でも、一方で
「○○ちゃんと一緒に楽しい時間を過ごせたね!今まで本当にありがとう。」
と心からいえて、飼い主さんも安らかな気持ちで見送ってあげられるような気がします。   理想かもしれませんけど。

相次ぐペットちゃんたちの訃報に接して、私も気持ちが動揺していたのでしょう。
慌てて自分の飼い猫たちの健康状態を気にしはじめました。
里親さんが決まっている保護猫も含めて、今、私のうちには9匹の猫たちがいるのですが、
皆それなりに元気そうです。

でもその中でバレリーだけが、この1年の間にみるみる痩せてきているのです。

最初の内は、フードを変えた(太めの猫用)ということもあって、
その効果が出始めたんだ!
と思っていたのですが、効果が出ているのは何故かバレリーだけ。
しかも元気はある。
他の猫たちは相変わらずプクプクとふくよかなまま。

さすがに、バレリーの体重が、ピーク時より最大1.5kgも落ちてしまった時、
ちょっとおかしいと思って病院に連れて行って診ていただいたところ、
「フードの繊維が多すぎてこの子には合っていない!」
と先生に言われてしまいました。。。。 なんとも情けない。。。

ペットに関する仕事をしているというのに、自分の飼い猫のことが分からないなんて。。。
診断の後、私がペットフードと栄養に関する本を買い込み、いろんなメーカーのフードを
わんさと買ってきたのはいうまでもありません。何事も経験と学習です。

ペットシッター業をしているのに、ちょっと明け透けに書きすぎでしょうか?(^^; 。。。不安
でも、これを機にしっかり勉強しますので、どうか堪忍してください。(^^ゞ カキカキ

最後に、いつか書いたことがあるかもしれませんが、このフレーズ、何度でも書きたいし、
ペットを飼っていらっしゃる方にも伝えていきたいと思っていることがあります。

ペットショップでアルバイトをしていた頃、ちょうど昼休みで、自分の車の中で
昼食を済ませ(侘しい?)、アニマルナースの教材に目を通しながら、真剣に聞くともなく
ラジオから聞こえてきた言葉です。

『動物が亡くなる姿を見せてくれるのは、飼い主に対する最期のご奉公であり、
動物たちの感謝の表現なんですよ』

ということ。。。  ある動物保護団体の代表の方がそうおっしゃっていました。

この言葉、ちょうど飼い猫を亡くした直後に聞いたため、一人車中で
みっともないほどにボロボロ泣いてしまいましたよ!

でも、いつまでも忘れない言葉なので、皆さんにもお伝えしたいと思いました。

それではまた ^^/~ 

 

 

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