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9歳のゴ−ルデンの胸のしこりの問題点について

 乳腺腫の相談が乗っていたので、うちの子の相談も・・・
9歳のゴールデンです。胸のところに2つのしこりを見つけました。かかりつけの獣医さんによると、肥満細胞腫とのこと。組織検査をすることによって、それが破れ致命的になることもあるとのこと。手術で取り除くことは可能だが、肥満細胞腫であれば再発の可能性大。放っておいても他に転移していくでしょうとのことでした。それが12月。我が家の場合は諸事情で手術も組織検査もしませんでした。今3月ですが、普段と変わらない生活をしています。組織検査をすべきなのかとも思いますが歳も歳ですので自然のままでいようかなとも思っています。(tamu)

 

肥満細胞とは、体に広く分布する細胞で、小血管の周囲に多い自由細胞であります。
慢性炎症で多く出現し、マスト細胞ともいいます。過去には、肥胖細胞と呼ばれたこともあります。

肥満細胞腫は、この細胞が集団化して腫瘍塊となったものを示します。
発生部位は体の各所のほか後脚・会陰部に多く、一つまたは多数の硬結で認められるのが通常です。
表層が潰瘍となり自然に破れることもあり、化膿を伴っていることがあります。

ボクサー犬・ボストンテリアに多く、乳腺種とは異なるものと考えてよいでしょう。

診断は、針生検で組織をとり検鏡(染色)で肥満細胞の未成熟タイプの多いものを悪性と判断します。
悪性と診断されれば早期に手術をする必要があります。
組織検査(針生検)は麻酔の必要もなく致命傷となることは考えられないでしょう。
判定に必要な時間も僅かです。
感染予防は、しっかりする必要があります。

診療や手術に先だって、しっかりしたインフォームドコンセントを受けることが大切です。
手術そのものは、合併症がない限り恐れることはないでしょう。

 (獣医師 土井健次郎)HOME

 

うちの子の肥満細胞腫に関して、土井先生アドバイスありがとうございました。
大きくもならないし、本人もどうもないのでこのまま様子を見たいと思います。感謝!(tamu)

 

 

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